令和3年度 技術センター技術研修

技術センターは、工学部の教育・研究および学部の運営業務に関して技術的支援を行う組織であるため常に技術力向上が求められます。

そのひとつの取組みに技術研修があり、現在の技術研修は「教員が求める技術を習得するための技術研修」、「技術センターが必要と認める技術を習得するための技術研修」の二つからなります。

新たな技術をご要望の方は、 HOME > 教職員用 > 教員向け書類 の技術研修募集案内をご覧ください。

令和3年度に実施している技術研修は以下のとおりです。

教員が求める技術を習得するための技術研修

技術研修名 技術研修内容
視線追跡機能付きのヘッドマウントディスプレイ(HMD)の操作技術
視線追跡機能付きのヘッドマウントディスプレイ(HMD)の操作技術の習得
・HMD 開発キットSRanipal SDK のインストールと基本操作の習得
・SRanipal SDK 上で使用する3DCG 開発キットUnity の習得
ものづくり教育実践センターにおける機械加工技術向上のための研修
汎用旋盤・汎用フライス盤の技術向上
・材料特性に応じた加工方法の習得
・与えられた製作課題の製作
NC旋盤の技術習得
・実践的な加工段取りや方法の検討
ICP装置利用技術習得および技術共有
ICP-AES(誘導結合プラズマ発光分光分析装置)
・分析技術(装置の起動・停止、試料の前処理、定性分析・定量分析等)および保守管理技術(ネブライザ、トーチの洗浄・交換等)の共有化
ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析装置)
・分析技術(装置の起動・停止、コリジョンセル・リアクションセルを用いた干渉除去法に基づく定量分析等)の習得

技術センターが必要と認める技術を習得するための技術研修

技術研修名 技術研修内容
Society5.0に対応した各要素技術力向上のための技術研修
Society5.0に対応した枠組みにおいて各担当分野で研修を実施し、得られた技術の共有をメンバー間で図り、情報システム系としてのSociety5.0対応の基盤技術を構築
・実施する研修分野(組み込みシステム技術、機械学習、深層学習、IoTセキュリティ、LabVIEW、FPGA)
サーバ構成管理ツールAnsibleおよび仮想コンテナDockerに関する技術研修
サーバ構成技術の向上
・Ansibleのプレイブックによるサーバ管理における自動実行技術の習得
・Dockerによる仮想演習環境の自動構築技術の習得
ものづくりセンター運営支援に関する技術向上
ものづくりに関する技術向上(依頼者が求める製品が提供できるような加工技術の向上)
・ものづくり教育実践センターの業務において実例のない加工(段取り、加工条件)や材質の加工技術(調査及び検討を含む)の習得
・得られた知識・技術の共有化とものづくり技術の底上げ
機器管理に関する技術向上
・老朽化した機器を維持管理するために必要な機械保全技術の向上
センター管理のためのマネージメント力の向上
・ものづくりセンター管理に必要なリスクアセスメントに基づいた設備や人材の管理・指導育成スキル向上
機械加工系教育実習の支援に向けた研修
教育支援に向けての準備
・実習目的に沿った学生への安全配慮、教育効果および実習内容を考慮した指導技術の向上
・学生が関心を持つような実習課題の開発・改良
プリント基板加工に関する研修
プリント基板エディタの使用方法の習得および3D切削加工機(iModela)に関する技術習得
・基板加工に必要なガーバーデータの作成
・iModelaによるプリント基板の作製