令和2年度 技術センター技術研修

技術センターは、工学部の教育・研究および学部の運営業務に関して技術的支援を行う組織であるため常に技術力向上が求められます。

そのひとつの取組みに技術研修があり、現在の技術研修は「教員が求める技術を習得するための技術研修」、「技術センターが必要と認める技術を習得するための技術研修」の二つからなります。

新たな技術をご要望の方は、 HOME > 教職員用 > 教員向け書類 の技術研修募集案内をご覧ください。

令和2年度に実施している技術研修は以下のとおりです。

教員が求める技術を習得するための技術研修

技術研修名 技術研修内容
ものづくりセンターにおける機械加工技術向上のための研修
汎用旋盤・汎用フライス盤の技術向上
・加工段取りや方法を検討し依頼加工を実施
・与えられた製作課題の製作に取り組む
NC旋盤の技術習得
・ものづくりセンター所有のNC旋盤(ワシノC3-D)の対話プログラミング機能習得
NCフライス盤の技術習得
・ものづくりセンター所有のNCフライス盤(山崎技研 YZ-8)のガイダンス機能習得
高圧ガス吸着装置(BELSORP-HP)利用技術の習得
BELSORP-HPの利用技術習得のための基本原理の理解
・本装置の構成と原理を理解し、立ち上げが出来ること
BELSORP-HPによる標準試料の測定技術習得
・標準試料を用いて窒素ガス吸着測定が出来ること
BELSORP-HPのメンテナンス技術習得
・ガス交換、配管洗浄等のメンテナンスが出来ること
ゲルマイクロカプセルの調製と応用に関する技術習得
・ゲルマイクロカプセルの調製スキルとゲルカプセルの観察・分析技術習得
・調製したゲルマイクロカプセルの利用に関係する実験操作と関連する分析技術習得
数式処理ソフトMaximaを用いた微積分計算の技法
・極限値、面積分、体積分、線積分、マクローリン展開、テーラー展開等の計算技法の習得
・高次元ベクトル空間上の領域大きさ算出のための数式処理技法の習得
・機能的限界の見極めの習得

技術センターが必要と認める技術を習得するための技術研修

技術研修名 技術研修内容
ガラス加工技術の習得
ガラス加工技術の向上(短納期かつ高品質な器具の提供)
・ガラス旋盤を使用したカラム管の製作(ファイヤカット・底作り・枝管溶着工程の技術強化)
・ガラス旋盤を使用した水可視化器具の製作
3Dプリンタを用いた造形技術の習得
3Dプリンタを用いた造形技術を向上させる
・動物医学教育ツールとしての動物骨モデルの製作(教育ツール用動物骨モデル製作)
・工学部内の教育ツールとしての模型製作
Society5.0に対応した各要素技術力向上のための技術研修
Society5.0に対応した枠組みにおいて各担当分野で研修を実施し、得られた技術の共有をメンバー間で図り、情報システム系としてのSociety5.0対応の基盤技術を構築
・実施する研修分野(組み込みシステム技術、機械学習、深層学習、IoTセキュリティ、LabVIEW、FPGA)
ものづくりセンター運営支援に関する技術向上
ものづくりに関する技術向上(依頼者が求める製品が提供できるような加工技術の向上)
・ものづくり教育実践センターの業務において実例のない加工方法(段取り、加工条件)や材質(チタン、ガラス・セラミックス、カーボン等)の加工技術(調査及び検討を含む)を習得
・得られた知識・技術を共有化し、ものづくり技術の底上げを図る
機器管理に関する技術向上
・ものづくりセンター機器の使用状況を管理するために運用している「ものづくりセンター施設予約状況確認システム」のユーザビリティ向上
・老朽化した機器を維持管理するために必要な機械保全技術の向上
センター管理のためのマネージメント力の向上
・ものづくりセンター管理に必要なリスクアセスメントに基づいた設備や人材の管理・指導育成スキル向上
機械加工系教育実習の支援に向けた研修
教育支援に向けての準備
・実習目的に沿った学生への安全配慮や教育効果を考慮した実習指導
・学生が製作した成果物の評価
情報システム系新規採用職員に対する研修
初任者研修として、「教育支援のための研修」および「管理支援のための研修」を現担当者のもとに実施
・(前期)プログラミング演習1、プログラミング演習3、プログラミング演習5
・(後期)プログラミング演習2、プログラミング演習4、プログラミング演習6
・演習室ネットブートシステム(OSV-VHD Boot)の運用管理
・VMWare仮想化基盤システム(vCenter、ESXi、vSphere Client)の運用管理
・演習室ADサーバの運用管理
・学科サーバ(CentOS7)の運用管理
・学科NAS(ETERNUS)の運用管理